あいつらみんなすけべなだけだ

 

あいつらみんなすけべなだけだ。

 

愛すら死んだ文明の鈍器だ。

 

あの娘はそれに気づいているが、

 

愛想笑いをしているだけだ。


あいつらみんなすけべなだけだ。

 

うわさ話は大嘘つきだ。

 

あの娘はまるで気にしないみたいに、

 

「会いたい。」なんて呟いていた。

 

 


想像を怠って、

 

ごうごうと音を立てる大雨の中で、

 

あいつらに身をゆだねるのかい?

 

 


(逃げ出そう!!逃げ出そう!!

 

落ちてた週間少年ジャンプ!!

 

逃げ出そう!!逃げ出そう!!

 

落っこちてた週間少年ジャンプ!!)

 

 

 

…そして愛想を尽かす。

 

 

 


「アイアムアヒーロー。正義の味方。」

 

曖昧な愛に酔いしれていた。


夏は終わった。

 

さよならをした!!


それから俺は、先を急いだんだ。

 


最近はこれといって、


欲しい物もなくなって。


平然を装って、


「あいつらも??」

 

「あの娘もだって!?」

 

 


俺は嫌だよ。

 

先を急ぐよ。

 

話は聞くよ。

 

わかんねえよ!!

 

ご不満のようだね。

 

どこかで会おうね。